- 6月12日(金) — 韓国 対 チェコ — Guadalajara Stadium, Guadalajara · グループA · 11:00 JST
- 6月19日(金) — チェコ 対 南アフリカ — Atlanta Stadium, Atlanta · グループA · 01:00 JST
- 6月25日(木) — チェコ 対 メキシコ — Mexico City Stadium, Mexico City · グループA · 10:00 JST
チェコ代表 ワールドカップ2026の試合時間
チェコ代表のすべての試合時間は、ブラウザから自動検出されたお住まいのタイムゾーンで表示されます。グループステージはグアダラハラ、アトランタ、メキシコシティで行われます。上のタイムゾーン選択で日本時間や他のタイムゾーンに切り替えできます。視聴可能な時間帯を設定すると、チェコ代表の試合があなたの予定に合うかが色で確認できます。全試合を見るにはホームページへ、印刷用が欲しい方は印刷スケジュールからPDFをダウンロードしてください。
チェコのワールドカップ2026
チェコ代表がここに居るのは、生き延びる術を知っているからです。欧州プレーオフの2回戦を連続でPK戦勝利、ダブリンでアイルランドを、プラハでデンマークを撃破して、1993年のスロバキアとの分離以来わずか2度目のワールドカップ出場を勝ち取りました。エレガントでも説得力があるわけでもありませんが、仕事は完遂しました。時にはそれで十分なのです。
ワールドカップの歴史は薄いものです。独立国としての唯一の出場は2006年大会。アメリカに勝ったもののガーナとイタリアに敗れ、グループステージで敗退しました。分離前のチェコスロバキア時代には1934年と1962年に2度決勝に進出するも、いずれも準優勝。1990年代のパヴェル・ネドベドやカレル・ポボルスキーを擁した伝説のチームは、なぜか一度もワールドカップに出場できなかったという奇妙な空白があります。
プレーオフを勝ち抜くルートは、このチームの全てを物語っていました。筋肉質で、粘り強く、華麗にプレーするより削り出すことに長けています。アイルランドもデンマークも120分の中で攻略できず、PK戦は今後アンダードッグとして戦うグループで活きるであろう精神的な強靭さを発揮しました。イヴァン・ハシェク監督は規律ある守備構造を植え付け、誰にとっても厄介な相手としています。
FWパトリク・シックは依然として最も強力な攻撃の核で、無から何かを生み出せる唯一の選手です。ユーロ2020スコットランド戦での芸術的な55mロングシュートは、最大の舞台での質を示しました。シック以外の知名度は限定的ですが、集合体としては組織化されており崩しにくい。華やかな攻撃で勝つことはありませんが、相手のミスを誘発して苦しめます。
グループAではメキシコ、韓国、南アフリカと同居。チェコは4番手の予想ですが、3位枠は十分射程内。南アフリカ戦は両チームにとって決定的な一戦になりそうで、どちらが残りどちらが帰国するかを分ける可能性が高いです。メキシコと韓国は質で勝りますが、組織的なアンダードッグが侮る相手と対戦する時、番狂わせは起こります。
ベスト32進出は意義深い達成で、ここに連れてきた厳しいプレーオフルートを正当化します。深く進む選手層はありませんが、PK戦で証明したように圧力下で折れない姿勢を持ちます。良い3位通過でも次に進める大会では、その頑固さこそが最大の武器になります。試合は日本時間早朝〜朝が中心。気がつけばチェコがしぶとく残っている、そんな大会になりそうです。
戦術面では4-2-3-1または5-3-2を相手によって使い分け、人数を揃えた守備ブロックでスペースを与えず、シックへのロングボール一発で得点を狙うシンプルだが効果的なサッカーです。中盤の核は、レバークーゼンのアダム・フラベシュ、若き才能トマーシュ・ソウチェク(ウェスト・ハム)、そしてプラハ・スパルタのルカーシュ・ハライ。プレミアリーグやブンデスリーガで活躍する選手は限定的ですが、ロウ・ブロックの組織化と球際の激しさで欧州標準を維持します。GKのインドジヒ・スタネクは予選を通じてセーブ率全大陸トップクラスの数字を残しました。
歴史的観点では、1962年チリ大会のチェコスロバキア準優勝チームには、伝説的な10番ヨゼフ・マソプストがおり、彼は同年のバロンドール受賞者でもあります。チェコ独立後の世代でこれほど世界的に通用するスター選手は出ておらず、シックがその系譜を継ぐ最有力候補と言えます。試合は日本時間早朝〜朝が中心。チェコのサッカーは派手さこそありませんが、PK戦を制して本大会に来たチームには本物の精神性があり、48カ国制で求められる持久力という観点では、意外な深い位置までたどり着く可能性も否定できません。
欧州プレーオフの劇的な突破劇を振り返ると、1回戦のアイルランド戦はダブリンで0-0、PK戦5-3。決勝のデンマーク戦はプラハで1-1、PK戦4-2。シックがPKを決めた瞬間、プラハのスタジアムは爆発。元1962年準優勝・1996年ユーロ準優勝の伝統を持つチェコサッカーが、独立国として2度目のワールドカップを掴んだ夜でした。
欧州サッカー史的に、チェコは「ユーロでは強いがワールドカップでは弱い」という不思議なパターンを持ちます。1996年ユーロでネドベド・ポボルスキー世代が決勝でドイツに敗れた準優勝、2004年ユーロでチェフ世代がベスト4。これらユーロでの輝きとは対照的に、ワールドカップは予選敗退の連続でした。今回はサッカー的にはこの世代で最も弱いチームかもしれませんが、それでもPK戦を制してここに来た精神的タフネスは過小評価できません。試合は日本時間早朝〜朝が中心です。
パトリク・シックは2026シーズンに向けて、レバークーゼンでもう一度ピーク状態を取り戻せるかが鍵。29歳になる本大会は、おそらく彼の最後のワールドカップ。プレーオフで見せたPK戦の冷静さは、グループAの混戦で必ず武器となります。組織化されたロー・ブロック+セットプレーから1点取って守り切るという「PK戦に持ち込む戦術」は、現代サッカーで意外なほど効果的。チェコがそのスタイルを継続できれば、3位救済枠でのベスト32進出も射程内です。試合は日本時間早朝〜朝が中心です。
欧州プレーオフの劇的な突破劇は、チェコサッカー史の新たな1ページ。アイルランド・デンマーク両国を120分で崩せず、PK戦勝利という強靭なメンタルが本大会でも武器となります。1996年ユーロ準優勝、2004年ユーロベスト4の黄金期に対する敬意を込めた、新世代の挑戦です。
1996年ユーロ準優勝、2004年ユーロベスト4の黄金期に対する敬意を込めた、新世代の挑戦。シック世代がチェコサッカーの新章を書ければ、独立国としての歴史も新たなフェーズに入ります。